ピンとくるノート

くるウサの日記です。

その子にねこの鳴きまねやしぐさをさせるという行為。

その子にねこの鳴きまねやしぐさをさせるという行為。
決してエロスというわけではないけれど。私の中でぞくぞくさせるものがある。

鳴きまねだけなら、モノマネ芸の1つでくくれてしまうけれど。
猫耳やしっぽだけなら、コスプレとしてくくれるけれど。

首輪をつけて、四つん這いにさせて。
ミルクを注いだ皿を地面に置いたら、次に君は何をするだろう。

人なら皿を持ち傾けて飲むだろうけれど。
きっと君は顔を近づけてミルクを口にするだろう。
猫は皿を持てないもの。

君が立ったりして勝手に猫をやめないように。
立てないように拘束具をつけておこう。
君が間違って人の言葉を話さないように。
口枷をつけて話せなくしよう。

始めは真似だけのはずだったのに。
常軌を逸したこだわりが、違和感ばかりの猫を造り上げる。
ひね曲がったものを少しずつ積み重ねていく。

気がつけば当初の理想とはあまりにもかけ離れたモノになっていたとしても。
君はもう戻れない。
出来事は簡単には消えないから。