ピンとくるノート

くるウサの日記です。

変態あやねこの調教日記 3 露出、好きだよ。(1/2)

「ダメぇ。。たてにゃい。。チカラが入らないよう。。」デートの待ち合わせで、男に会えて安心した途端、このザマである。倒れるように男に抱きつくが、その抱擁でさえ、今のあたしの身体にとって、重過ぎる刺激だった。
あたしには、愛するカノがいるのだが、家を出る直前まで、激しいまぐあいによって、何度も何度もいかされ、あたしの身体は、全身が性感帯のように、過敏になっていた。そのお陰で、 タクシー内の振動で、歩行中の振動で、着ている服にこすられて、オーガズムを感じる身体になっていた。  
そんな感じだったから、男に抱きついたときは、声が漏れるわ、腰は砕けるわ、ひどい有様だった。あたしが他人だったら、情けない女と見下していただろうが、いま、その情けない女が、あたしなのだ。
今朝の事情の知らない男は、大丈夫か、ベンチで休むかと、心配する。まさか、中を掻き回されて、発情しまくった状態で、デートに臨んでるとは、思うまい。
服装だってそうだ。お出かけの洋服は、カノが選んでくれたのだが、スカートの丈が短いとか、肌の露出が多いとかならまだしも、ブラジャーも、ショーツもつけてない。汗をかけば乳首は透けるし、風が吹けば恥部が丸見え。。今のあたしは、見た目も中身も、完全に痴女、そのものなのだ。。
だから、今日はもう、絶対に男と離れたくない。独りきりで街中に放り出されたら、恥ずかしすぎて、泣き出しそうだ。さっさと、カラオケでもホテルでもどこでもいいから、一刻も早く逃げ込みたかった。
そこで、男の耳元で、早く猫になりたい、首輪をかけて、にゃあにゃあ鳴きたい、あたしをホテルに連れてってと、痴女ならではの甘い誘いで、男をその気にさせようと試みる。それなのに。
さっきの気遣いはどこへ行ったのか。あたしを一目見て、何を思ったのか、表情を一変させた。そんなことよりおなかがすいたよと、手を引っ張ってくる。バカ野郎、あたしは嫌だって、分からないのか。
過敏な身体を引きずってここまできたのに。感じすぎて、恥ずかしすぎて、普段なら何ともない、周囲の目が怖いんだ。お願いだから、ここから離れて、少しでもあたしを安心させてくれ。。
だが、懇願の思いを踏みいじるかのように、男はわざわざ人通りの多いところを通り、 登らなくていい階段を上がり、 遠回りしてでも距離を稼ごうとしている。最悪だ、、唯一の頼みの綱であった男は、あたしを痴女として、見せびらかそうとしている。逃げたいのに、立ち去りたいのに、繋いだ手は堅く、逃すことを許さない。
あたしの誇り高いプライドも、クールなイメージも、ズタボロだ。こんな情けないところ、知人に見られたくない。あんまりだ。こんな淫らな服を着せたカノも、執拗に連れ回す男も、鬼畜だ、外道だ、人でなしだ。それでも、何も抵抗できない。ただされるがままだ。
そう自分の非力さ感じたとき、怖くなって、悲しくなって、その場で立ちすくんでしまった。うわあああんと泣き崩れ、涙がボロボロと滴り落ちる。これには男も動揺し、慌てふためいても、もう遅い。。
あたしは壊れた。完膚無きまでに壊れた。おいおいと、ただ男に泣きつくのが、精一杯だった。過敏な身体が声を張らせ、腰は砕けてうまく立てない。脚を開くものなら恥部をさらけ出し、惨めな醜態は周囲の目を引いた。
どのくらい時間が経っただろう。涙が枯れて、われに帰る。泣き止んで、真っ先に気付いたことは、朝から何も食べてないことだった。道端で男女抱き合ってることも、スカートがめくれておしりがチラ見えしてることも、今のあたしには、どうでもよかった。あたしはもう、ガタガタに壊れた、だらしのない女なのだから。。
「くーちゃん、お腹がすいて、動けないよ・・」と、耳元で囁く。男は分かったと、あたしを抱き抱えて立たせ、すぐ側にあった洋食店へと駆け込んだ。共に食べたオムライスが美味しすぎて、またちょっと、泣きそうになったのは、あたしだけの秘密。
食後のコーヒーをすすっていると、待ち合わせの時の事を聞かれた。カノのことは、男も知っている。同棲していることも、抱いて寝ることも。。まともに歩けなくなるまでイかされまくった事も見透かされた。「どうして、こうなった、、ドウシテコウナッタ!」と、あきれ顔だった。
ただ、話を聞くと、どうもカノを非難しているわけではなくて、「君のカノより夢中になるように、もっとうちも努力しなきゃな。」とか、「あやには、待ち合わせの時以上の責め立てをしないとね」と、カノをライバル視しているようであった。果ては「カノの責めを見て勉強したい」である。お前それレズを見たいだけだろ。
お腹を満たし、店を出る。やっとの思いで体も落ち着いたので、男の腕にぎゅっと抱きつき、サクサクと歩く。もう、周りの目なんかに惑わされない。あたしは痴女。淫らな匂いを撒き散らす、ご主人様に忠実な、淫乱メス猫なのだ。